フルリノベーション |N様邸
築年数
38年
建坪面積
20坪
建物形態
平屋文化住宅
BEFORE
AFTER
【依頼の経緯】
・築約38年の平屋文化住宅をリノベーションしたい
・狭小住宅で約20坪、家族4人での快適な空間にしたい!
2005年に頂いた1本のお問い合わせからのスタートとなりました。
「古くプレハブに毛が生えたような家なのですが、リノベーションってできますか?
家を建て替えるかリノベーションにするのか迷っていて悩んでいます。」
私たちが全面リノベーションを手掛け始めてから3つ目のご依頼の現場となりました。
ご家族の雰囲気がとても好印象で明るく素敵なご家族でした。
必ず仕事をやらせてもらえるようにと全力投球を誓ったのを覚えています。
このご家族の力になりたい、絶対に良い建物を完成させるぞ!と思わせる方達でした。
【ゾーニングにあたっての住宅R工房の考え方】
建物がチープ(ご家族にはごめんなさい)でしたので、構造改革から着手しました。
この頃リノベーションの価値や意味、そして工事の進め方などあまり世の中に知られて
いませんでしたので、近隣の方々やお知り合いの方には「ここまでするなら新築を建てた方が
いいのでは?」と施主様は言われていたそうです。笑
(10年以上過ぎて世論もリノベーションの素晴らしさに追い付いてきたのかと最近は
痛感しています)
周りと調和したデザインを心掛けました。
高原リゾートを思わせるような森の中の一軒家に。
構造物の木材は見出しにして、アイアンと木材の融合を計りました。
【工事の進め方】
基礎部分と柱類だけを残して全面解体。
構造が弱く貧弱だったため、補強の強化を計り強い建物にしました。
リゾートにぽつんと建っている一軒家のイメージを造りデザインを取り入れた山小屋風に
リノベーションをしました。
外壁やその他の付属品は当時まだ珍しかったガルバニウ合板を使い、付属の部品は
オリジナルで手作りをしました。
内部は、天井見出しにしてデザイナー照明を設置して雰囲気を出させてもらいました。
(※この照明が後にご家族の大問題に発展!!笑)
A.照明器具が高価なため、付属する電球が非常に高く球が「パンッ!」と音を立てて
切れる度にご夫婦はがっかりきてたそうです。笑
大変失礼しました。
コンパクトに生まれ変わった平屋住宅。
適材適所に動線をつくり耐震・断熱に強いリノベーションをさせて頂きました。
その当時のお子様ももうすぐ成人と、とても可愛い高校生になられました。
お子様の成長と共に大切な家に関われた事を本当に幸せに感じています。
本当にありがとうございました。
これからも末永いお付き合いを…